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頂き物 - 象牙と夜光貝 -

手作りボディピアスオーガニック素材/道具

今日は、心温まる頂き物達のお話です。

昨年夏のこと。
知り合いのボディピアス愛好家の方が、私が手作りボディピアスの素材や情報を集めている事を知り応援してくださっているのですが、「実家にありましたのでどうぞ使ってくださいね」と、象牙と夜光貝を私の元へ送ってくださったのでした。

手作りボディピアス素材-象牙と夜光貝

工芸品や印鑑などの素材として人気を博すも、ワシントン条約の締結により今や大変貴重な存在となってしまった「象牙」。
そして、古くから装飾品や螺鈿工芸などに利用され、重厚な真珠層と緑色の殻とのコントラストが美しい「夜光貝」。

拙いアップ画像も取り混ぜて、これら貴重な素材の事をちょっとだけ詳しく… そして、愛好家様の「想い」なども改めて振り返り、噛みしめつつ、ご紹介したいと思います。



【象牙】

象牙の断面長さ105mmほど、最大厚さ5mm。
その断面は、最大径68mm×55mmほどの楕円形をしています。

色味は、冒頭に載せた写真にもう少しクリーム色を足したような感じです。
手触りはスベスベで、気のせいでしょうか、温もりを感じるような。

象牙に「金継ぎ」上の写真の状態から上下ひっくり返してみると、薄くて欠けてしまった箇所を「金継ぎ」という手法で修復してあった様子が伺えます。

金色の部分が金粉。赤茶色の部分が、おそらく下地の漆?


今回いただいたこれらの素材は、陶芸などの古美術をたしなんでおられたお祖父様が大切にされていた物。

本来この「金継ぎ」という手法は、陶器や漆器の損なわれた部分を糊漆で補修して金の粉で装飾するという、日本独特の技法なのだそうです。
「何故象牙に施したのかは不明」との事でしたが、教養家であったお祖父様が、元々の使い方とはちょっと違うかもしれない(?)手法を用いて、壊れてしまったものですら趣きとして楽しまれていたのかも… そんな、粋な遊び心が素敵だなぁと、しみじみ思わせてくださったのでした。


象牙の断面-シュレーゲルパターン断面には「シュレーゲルパターン」と呼ばれる、独特の菱形模様がうっすらと見えます。

このたくさんの細い線が交わる角度(シュレーゲル角)は象牙とマンモス牙とで異なるため、主にこれらを区別する目安となるそうです。


うむ、シュレーゲル角…初耳でした。
象牙とマンモスの牙の見分け方の詳細については、Twitterのフォロワー様より分かりやすいサイトを教えていただいたので、そのまま貼っておきます。ご興味のある方は是非見てみてください~ 面白いです。

環境省:希少種識別マニュアル>象牙とマンモス牙識別マニュアル[PDF 1.04MB]
http://www.env.go.jp/nature/yasei/manual_idrs/manuals/ebur_mammoth.pdf

象牙とマンモス牙の違い - 根付生活 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/rakutyu_netsuke/44753951.html




【夜光貝】

夜光貝縦方向に半分にカットされており、片手にすっぽり収まるほどの大きさ。重さは100gを少し超える位です。

パールのような光沢が美しい「真珠層」の周りに、所々「緑層(殻の外側に一番近い)」と「白層(緑層と真珠層の間)」が残されています。


夜光貝の表面加工については、真珠層が全てあらわになるまで磨くのではなく、あえて部分的に緑色や白色の箇所を残して独特の色彩を楽しむ、という手法があるのだそうです。
特徴ある色合いを生かしたアクセサリーやルアー、工芸品等の画像が以下のリンクから見られます。

Google 画像検索結果 - 夜光貝 -


夜光貝の真珠層ピッカピカの真珠層をアップで。

色味は、ひとつ上の画像(やや黄味を帯びている)に近いです。
クリームゴールドと呼べばいいのでしょうか、そこにピンク・緑・青などの多彩な反射色。とっても綺麗!


縦半分にカットされた夜光貝縦半分にカットされた断面の様子。

巻貝の構造と、緑層・白層・真珠層の重なり具合ってこんな風になってるんだ~! と、頭の中で足りない半分を補いながら、でも何だか良くわからなくて、面白くて何度も手に取って眺めてしまいます。


何故このようにカットされているんだろう?と考えるに、(細切れになっていないという意味で)原貝の形をある程度留めた加工品の中には、一輪挿しや小物入れとして利用されるものがあるそうなんですね。
そう言えばこの夜光貝さん、丸く口を開けた面が真上を向いたまま固定できるように、切断面のちょうど反対側の一部分が平らに削り取られているのでした。




greensnail_ivory02.jpg

お祖父様の想い。
発送してくださった、ご家族の想い。
そして、すぐに作品を作る事が「生かす」という事ではない。素材を見て触れて様々な物を感じ取って、糧として欲しい… と仰ってくださった、愛好家様の想い。

送っていただいてからだいぶ月日が流れてしまいましたが、時々この象牙と夜光貝を手に取り向き合っては、身の引き締まる思いがします。
最後の締めだというのに、何だか上手く言葉が浮かんで来ません。言葉ではなく、大切に使わせていただいて作品を作る事が恩返しになる。そう確信し心に決めました。

本当に、有難うございます。



追記:象牙の所持と各届出手続きについて、経済産業省などに問い合わせ確認した事があるので、追々書きます。

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edit 2013.01.29 (Tue) | Comment: 2 | Hatena Twitter facebook | ▲Page Top
貝殻が予想以上に大きくてびっくりしましたw

僕も最近木を削り始めました、少しづつですが…

取り敢えず作りやすそうなフック状のピアスから作っていって、人の目に触れるに耐えられるレベルになったらブログに上げたいなぁと

素材は違いますが、お互い「創る」というボディピアスへのアプローチですし、頑張りましょう

それと、前回のfresh&blood、urlがなんか変でしたね、申し訳ありません…(;´Д`)
2013/01/30(Wed) | by ユウタ | URL |
>ユウタさん
夜光貝の大きさ、私も驚きましたw
後で調べてみたところ、身の詰まった状態で2kg以上まで成長する大型の巻き貝のようで・・さらにびっくりですよね。
そこまで大きいと厚みも半端ないでしょうし、専門の工具がないと加工に相当難儀すると思うので、今の自分にジャストサイズの物が頂けて良かったです(・∀・)

制作に入られたのですね。工具もいくつか揃えられたとの事、試行錯誤しながらの制作工程のアップを楽しみにしています!
(電動糸鋸は私も欲しいです)
そうなんですよね。自分なりのペースで、自分にできるボディピアスへのアプローチ。
お互い無理せず。頑張りましょう!

前回教えていただいたURLの事は、日本語の部分でオートリンクが切れてしまうFC2の仕様なので、お気になさらないでください~
2013/02/01(Fri) | by AZu | URL | Edit |
 

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